DESIGN IT! magazine vol.1 の内容紹介
vol.1 目次
- Feature
- Feature-1: iPhone × 企業情報システム -次世代UIのガイドライン
- Feature-2: 自治体Webサイトのユーザビリティ評価 -ユーザー視点の設計をペルソナ法で学ぶ
- Eyes
- インタラクションデザインが次世代UIを導く /ダン・サファー(米アダプティブ・パス)
- バックエンドのシステム設計がRIA成功の第一歩 /横田 聡(クラスメソッド株式会社)
- “誰でもどこでも”の理念はユーザビリティの原点 /青野 慶久(サイボウズ株式会社)
- センスを共有したデザイナーとエンジニアが新しい時代を創る /宮崎 光弘(株式会社アクシス)
- Showcase
- 三菱電機株式会社:ユーザー中心設計で描く企業サイト成功のシナリオ
- Navigation
- IT設計の新潮流 -デザイン主導開発とは /上野 学(ソシオメディア株式会社)
- ECMはデータ管理のBPR -システム統合からコンテンツ統合の時代へ /清水 誠(楽天株式会社)
- 業務APパッケージの実践デザイン法 -UIを現場視点で設計する /四倉 幹夫(株式会社クラステクノロジー)
- サービスサイエンスとUI -ITをユーザーや企業の真の道具にするために /諏訪 良武(ワクコンサルティング株式会社)
- Column
- Review+Communication
- Special Report
Feature-1: iPhone × 企業情報システム -次世代UIのガイドライン
本誌が注目する分野や業界の「いま」を詳しくお届けする特集記事。サイトデザインや業務アプリケーションの専門家なら知っておかなければならない話題を集約し、充実した内容としてお届けします。
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本特集では、登場後1年近く経つ今日も様々な場面においてパラダイムの転換を提起しつづけている、アップルコンピュータの「iPhone」を3部構成で取りあげる。iPhone というひとつの製品を通じ、読者の皆さん自身が「ITをデザインする」という新たな事象のエッセンスを理解し、各自の文脈で再定義しなおし、新たな発見を得る機会となるに違いない。
Part.1では「iPhone × 企業情報システム -次世代UIのガイドライン」と題し、iPhone という製品がもたらしたインパクトや価値と、その優れたユーザーインタフェースを支える哲学や論理的根拠に触れる。Part.2「日米先駆の3人に聞く"私ならこう使う"」では、国内外で複数の専門領域にわたって活躍する3名により、そのコミュニケーションツールとしての魅力や、プラットフォームとしての特徴的な捉え方について考察していただく。 Part.3「使い勝手を改善する業務アプリ最新構築術」では、iPhone 用アプリケーションの開発に必要な情報を集約してお届けする。
Feature-2: 自治体Webサイトのユーザビリティ評価 -ユーザー視点の設計をペルソナ法で学ぶ
本誌が注目する分野や業界の「いま」を詳しくお届けする特集記事。サイトデザインや業務アプリケーションの専門家なら知っておかなければならない話題を集約し、充実した内容としてお届けします。
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Webサイトの「使いやすさ」を効果的に調べるにはどうすれば良いのだろうか? 本特集では、NPO法人の人間中心設計推進機構(HCD-Net)による「地方自治体Webサイトのユーザビリティ評価(引越部門)2007」のプロジェクトを通して、Webサイトにおけるユーザビリティ評価手法の1つである「シナリオ・ペルソナ法」の使い方を実践的に考えていく。これは、架空の存在「ペルソナ」に、実際のユーザーの代わりとなってもらい、そのペルソナがどのように振る舞うのかを検討していくという手法。ペルソナを使った評価では、「専門家の視点」からは気づかなかった発見があったり、「ユーザー視点」からの企画の検討が比較的簡単かつ、短期間で可能になるという効果がある。当年度の最優秀サイトに輝いた「神奈川県川崎市麻生区サイト」ほか、特徴的な優秀サイトが評価されるに至った経緯を交えながら、今回行われた評価プロジェクトの全体像とプロセスを詳しく紹介、「明日から役立つ」Webサイトのユーザビリティ評価、改善のヒントをお届けする。
Eyes
デザインとITとの横断領域で先端をいく経営者や現場リーダー達へのインタビュー。「人物」もしくは「人の眼」を通して、新潮流となっている事象やその背景、あらたなブームなどを先取りします。
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インタラクションデザインが次世代UIを導く /ダン・サファー(米アダプティブ・パス)
アダプティブ・パス社は、米国を代表するユーザーエクスペリエンスに関するコンサルティングファーム。「インタラクションデザイン」は、次世代型UIに不可欠な要素であり、製品やサービスを介して人と人がインタラクション(対話)することを手助けする技術として注目が集まっている。このテーマの牽引者であるダン・サファー氏に、現在の取り組みやその将来像について伺った。
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バックエンドのシステム設計がRIA成功の第一歩 /横田 聡(クラスメソッド株式会社)
クラスメソッドはいち早くFlashを使いながら、リッチなUIを備える業務システム開発に取り組んできたベンチャー企業。最近では、アドビのカンファレンス「MAX」でのデモンストレーションで登場するなど注目度も高まってきた。RIAの分野をリードする同社・横田聡社長に、「優れたUI」「理想的なUI」を視野に置いたRIAプロジェクト成功の秘訣を伺った。
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"誰でもどこでも"の理念はユーザビリティの原点 /青野 慶久(サイボウズ株式会社)
サイボウズは国産グループウェアベンダとしてトップを走り続けている。同社の「誰でもどこでも」という製品コンセプトを実現する目線や考え方は、企業情報システムにおけるユーザビリティの参考になるはずだ。エンドユーザーだけでなく運用管理者にとってのユーザビリティも重要となる製品の捉え方などについて、青野慶久社長に詳しく伺った。
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センスを共有したデザイナーとエンジニアが新しい時代を創る /宮崎 光弘(株式会社アクシス)
日本を代表するデザイン誌である「AXIS」のアートディレクションを手掛けてきた宮崎光弘。一見、ITの世界とは無縁のようだが、氏はWebサイトのアートディレクションやユーザーインタフェースのデザインにも積極的に取り組んでいる。今後期待される「五感を使ったインタフェース」の話題はじめ、デザインとITの新しい関係について詳しく伺った。
Showcase
ITデザインやUIなどに関する事例紹介。事例を読み解くための図解やテンプレートを提供することで、各事例で扱われているコア部分の関連性や方向性を示すと同時に、「使えるノウハウ」の蓄積を支援します。
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三菱電機株式会社:ユーザー中心設計で描く企業サイト成功のシナリオ
Webサイトに公開される情報は、企業のブランドを左右する一方、対象となるユーザーや使用目的が異なり、発信元も様々な部署にわたるという性質を持つ。また、ユーザビリティや、情報を掲載するまでのワークフローなど、情報を効率的にWebページに掲載していくための課題解決も求められる。今回の「Showcase」では、CIの統一からCMSの導入、デザインガイドラインや運用体制の整備など、様々な課題を「ユーザー中心設計」の思想を用いて克服し、コーポレートサイトのリニューアルも成功させた三菱電機の取り組みを詳しくご紹介。特に、実プロジェクトで使用された参考資料やテンプレート類は、必見に値する!
Navigation
関連分野の第一人者やリーダーによるエッセー。著者自身の言葉でアイデアや方法論を紹介していただくことで、本誌で扱うテーマそのものの深耕を図り、読者の皆さんの気づきを喚起しながらナビゲートします。
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- IT設計の新潮流 -デザイン主導開発とは /上野 学(ソシオメディア株式会社)
あるサービスや製品のデザインが良いかどうかは「ユーザーの視点」で判断される。言うなればデザインとは、「ユーザーが知覚するシステム像」のことである。著者自身の豊富な実経験に基づき、「デザインコンセプト・ドリブンによるシステム像明確化」「UIデザインパターンの効果的な使い方」などについての解説を行う。
- ECMはデータ管理のBPR -システム統合からコンテンツ統合の時代へ /清水 誠(楽天株式会社)
企業にとって「コンテンツ」の価値は、Webの重要度と比例して、ますます高まっているが、コンテンツ管理のための手法やシステム、体制については、手探りの状態が続いている。この分野の第一人者である著者が、「戦略的なコンテンツマネジメント」の実現に必要な取り組みを解説する。
- 業務APパッケージの実践デザイン法 -UIを現場視点で設計する /四倉 幹夫(株式会社クラステクノロジー)
システム開発の現場では、設計を知らない素人同然のSEが、膨大な画面レイアウトを作成して納品してしまう事態が日常的に見られる。その本質的な問題とは何なのだろうか。経営者かつ技術者として実際にシステムの画面設計に携わった著者による、多彩な事例付きの開発ストーリーをご紹介。
- サービスサイエンスとUI -ITをユーザーや企業の真の道具にするために /諏訪 良武(ワクコンサルティング株式会社)
システムやアプリケーションの評価は、UIによって大きく左右されると言われる。一方、「サービス」は目に見えないため、どうしても議論が抽象的になり、建設的な議論が難しい。ここでは「サービスのモデル化」「サービスサイエンス」といった知見を提起、さらにUIとサービスサイエンスの融合可能性を問う。
Column
様々な角度から本誌の関連テーマを分析しながらも、分かりやすいトーンでまとめられた連載コラム。デザイナーやクリエイターの方々はもちろん、経営者層やマネージャ層の方々にも必須の知識の拡大に役立ちます。
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Review+Communication
ITデザインに関連する国内外の新製品や新サービスをピックアップしてご紹介。また、海外誌からの最先端のマーケット情報をお届けし、世界標準も視野に置いた活発なコミュニケーションの実現を支援します。
- Reports
- News
- UI短評
- CMS Japan Watch
- インタビュー「企業サイトを"攻めのツール"に変える」 /米インターウォーブン マックス・カーネキア
- Books
- Topics
- DESIGN IT! 関連イベント:"ワイヤレスジャパン2008"にDESIGN IT!が登場
- "DESIGN IT! Forum 2008"の開催が正式決定:ダン・サファーが基調講演でスピーチ
- "DESIGN IT! Conference 2008"を開催(予定)
Special Report
本誌の関連テーマを広く実践する製品プロバイダやベンダによる企画記事。製品やサービスを通じたその分野の技術変遷や技術的背景を解説すると同時に、導入事例や活用法に関する情報をピンポイントで紹介します。
Others
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- Table of Contents(English)
- 創刊のご挨拶
- Greetings
- DESIGN IT!magazineのグランドデザイン
- 編集後記
- From Staff